予防接種が変わったことは理解していますか



石鍋てるみです。


今年4月1日から、また子どもの予防接種が

変更されました。


私が、保育園看護師をしている間にも

予防接種は種類も増え、

接種法も変更が行われていました。


2012年9月から

飲むタイプの生ポリオワクチンにかわって、

注射の不活化ポリオワクチンが

定期接種ワクチンに導入されました。


2012年11月からは

三種混合(DPT)と単独不活化ポリオを混合した

四種混合ワクチン(ジフテリア・破傷風・

百日咳・ポリオ)が導入され

2023年4月1日より、

生後2か月から接種できるようになりました。


これによって生後2か月からは

Hibワクチン、小児肺炎球菌ワクチン、

B型肝炎ワクチン、ロタウイルスワクチンと共に、

計5種類のワクチンが

同時接種可能となっていました。

予防接種は慎重に1回に1種類づつ、

体調を見ながら進めましょうと

言われていた時代に

子どもにワクチンを受けさせていた

私たち世代には

初めは抵抗感を感じたものです。


小さな赤ちゃんに、

こんなに一度にたくさんの

予防接種して大丈夫なの?

いろんなワクチンを

同時に使って大丈夫なの?

効果は変わらないの?って

いろんな心配があったのは正直なところです。


それでも、国の制度は

不安に感じさせる間もなく

どんどん変化しています。

そして、また子どもの予防接種について

2024年4月1日から変更されました。


定期接種ワクチンの

四種混合(DPT-IPV:ジフテリア・百日せき・

破傷風・ポリオ)と

ヒブ感染症(Hib)の2本を

接種していたものが

五種混合(DPT-IPV-Hib)の

1本の接種できることになりました。


2本接種するところが

1本で済むというというのは

接種回数(四種混合ワクチン4回

+Hib(ヒブ)ワクチン4回

→五種混合ワクチン4回)となることですので

接種回数が減ることで

子どもの接種の効果は変わらず

負担をかなり少なくすることが

できるのは確かに、メリットですよね。


定期接種は国でも安全性を

確認され推奨されていますし

病気の予防には大事な方法の一つですから

当たり前なものとして、

接種する人も多いかと思います。


ただ、親としては、各ワクチンについて

内容を理解した上で、

子どもに接種するという

最低限の責任を持って

受けるようにしてほしいと思います。


五種混合ワクチンの定期接種対象者は、

生後2ヶ月から生後90ヶ月(7歳6ヶ月)です。


この期間中であれば

公費で受ける定期接種ワクチンです。


しばらくの期間は、移行期になるので

四種混合で受けている子どもと

五種混合でスタートする子どもが

混同する期間がありますから

気をつけてください。


すでに四種混合ワクチン、

Hib(ヒブ)ワクチンを

接種されている子どもについては

同一のワクチン接種が推奨されています。


途中から、五種混合ワクチンに

することは原則できないので気をつけましょう。


同じワクチンといえば

この五種混合ワクチンにも

現在ゴービックとクイントバックという

2種類があります。

ゴービックとクイントバックの

交互接種については市区町村によって

ルールが異なるそうです。


厚生労働省は同一ワクチン接種を

推奨していますから

ここは、同じ種類を接種する方が

安心だと思います。


引越しした場合などで

病院が変わる時には

同じ種類のワクチンを

接種している病院かどうか

確認してから予防接種を

予約するようにしましょう。


母子手帳の予防接種記入欄を見れば

使用した薬剤名が書いてありますので

そこを確認しましょう。


いづれにしても

子どもの健康管理は親の責任です。


しっかりと新しい情報を理解して

納得して取り入れてほしいと思います。

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